デジタルサイネージとは、簡単に言えば電子看板のことです。今までは看板と言えば、木製や金属製、プラスチック製の板の上にペンキや塗料などを使って描いたものでしかありませんでした。看板と呼ぶことは普通ないものの、紙製のポスターも目的の上では似たようなものとして用いられています。これに対して、デジタルサイネージは簡単に言えばディスプレイ上に静止画や動画などの形で映し出すものを指します。

たかが看板なのにわざわざ高いコストをかけて電子化したディスプレイを使う必要などあるのか、と懐疑的な見方をする人がまだまだ多いかもしれませんが、実際に世の中ではデジタルサイネージの活用が広まりつつあります。その理由は、結局のところコストパフォーマンスが良いとだんだん分かってきたから、ということになるでしょう。確かに木製や金属製の看板、あるいは紙のポスターなどに比べればディスプレイは高価格かもしれません。しかし、単にコストだけを考えても、内容の更新とか取り換えなども含めて考えれば、そしてディスプレイそのものの価格も以前に比べるとずっと安くなってきているということからしても、十分に競争力があるようになってきています。

しかも、パフォーマンスの観点ではこちらに非常な強みがあります。一度描いたものを基本的にはそのまま掲示し続けるしかない看板に比べると、ディスプレイ上に映し出すものは臨機応変に変更することが容易であり、もちろん動画が扱えることも含めて顧客に訴えかける力が違うからです。

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