デジタルサイネージの留意点ですが、今までの木製や金属製の看板ではなく電子機器であるということには特に注意が必要となります。実はそれほど強調することでもないのですが、ボード上に文字や数字、ロゴなどをペンキや塗料で描くことと比較すると、デジタルサイネージでディスプレイ上に映し出すべき内容をきちんと作成するのは、相当にコンピューターの知識や経験などが必要であって、簡単ではないのではと思われていることもあるかもしれません。今までであれば自分自身でささっと描くこともできたのに、デジタルサイネージだとそうは行かないというわけです。この気持ちは分からなくもありませんが、実は思ったほど頭を抱えるようなことではなく、普通に仕事でパソコンを使ったことがある程度の人であれば実は自作も十分可能となります。
もしそれでもどうしても厳しいということであれば、専門の会社に委託することもできます。ボード上に描く場合であっても、見映えを考えれば、一般論としてはそれ専門の会社に委託することが普通のはずですから、別にデジタルだからと言って特別に状況が大きく変わるわけではありません。これ以外には、機器として電子化されたもの、電化製品であることに留意が必要です。分かりやすく言えば、木製や金属製の看板は叩いたりしても容易なことでは壊れたりしませんが、液晶ディスプレイはそれに比べれば脆弱だというのが一つの例でしょう。
これ以外にも直射日光、風雨、煤塵など電化製品の大敵と呼べるものはあります。