少し前まで広告といえば、ポスターの掲示が主流でした。印刷されたポスター広告を掲示する方法がメインでしたが、近年は徐々にデジタルサイネージへと切り替えが進んでいます。薄型ディスプレイの技術が進化し、見た目にも印刷媒体よりも非常に美しく臨場感のある広告が打ち出せるようになり、ディスプレイも直線部分以外にも90度曲がった角があったとしても折り曲げても使用できる製品が登場していることもあり、ポスターよりも場所を選ばず、見る側に効果的にアプローチできるようになってきました。デジタルサイネージは切り替えも大変楽です。
ビルの屋上に掲示されている印刷媒体の広告は交換するだけでも大変な作業です。大きさが大きければクレーンなど大型重機も導入して終了した広告を撤去しなければならないこともあります。しかしデジタルサイネージであれば切り替えも簡単になります。インターネット型のデジタルサイネージを利用していれば、今この広告を出したい、というときにリアルタイムに対応することができます。
タイミングを逃しにくく、時間的な制約からも開放されますので、利便性が高まります。例えば、昼間歩いている顧客にアピールしたい商品と、夜歩いている顧客にアピールしたい商品が異なる場合もあるでしょう。紙媒体であれば、細かい頻度で掲示する内容を変えることは手間と時間がかかってしまいますが、デジタルサイネージであればパソコンで簡単に作業が終了します。複数商品を紹介できるのは広告を掲示する企業にとっては広告スペースの有効活用になります。