デジタルサイネージは平面ディスプレイ装置やプロジェクターを使って映像を遠隔の地から操作して情報表示を行うものです。又の名を電子看板とも呼ばれています。プラズマディスプレイやLEDなどを使って文字情報や映像、静止画などを表示することができ都心部などではビルのファサードに設置されるものもあり、又、空港や駅、病院、銀行、映画館、観光スポットなど至るところで見られるようになって来ています。小さなものでは自動販売機に取り付けられる小窓のような大きさのものまであります。
最近のデジタルサイネージは省エネ仕様でもあり、高速道路のサービスエリアや大学構内、企業におけるデジタル掲示板としても使われていて、その使い道は今後無限大に広がって行くとも言われています。昔は広告の絵柄や文字が書かれた幕が定期的に取り換えられていましたが、これによって取り換えの手間が省かれました。テレビコマーシャルの場合は不特定多数の人に向けて広告を流すものですが、デジタルサイネージは設置場所や時間帯を考慮してそれに適した特定層を対象に広告メッセージや情報を流すことが出来ます。色彩豊かで動きのある動画の表示が可能で、しかも夜間には注目度も高く訴求力も高くなるという効果を持ちます。
夜間には照明としての効果も持ち色々な使い方が出来ます。1台の装置があれば多くの広告主にその枠を切り割りして販売することが出来ます。今後は技術の発展で3D表示や、香を流したり、画像認識によってその場所の通行人の情報をキャッチして適切な広告を流すということも行われるようになると見られています。