デジタルサイネージはパソコンやタブレットのようにディスプレイを用いた電子看板とでも呼ぶべきものですが、これは従来からある金属製やプラスチック製の看板などとは異なる利点があります。一度看板に描いたものを容易に変更したり差し替えたりできるというのが大きい点です。従来の看板であっても、小型で、担当者が容易に取り回しできるような場所に置かれたものであれば、必要に応じて取り換えるようなことは確かにあり得ることであり、別に今までは全く不可能であったなどというつもりはありません。しかし、ある程度以上に大型で、壁や屋根の上になどに掲げられているようなものになると、大きさの点でも、また作業環境の点でも、取り換えは簡単なことではないわけです。
仮に小型で店舗の前にちょっと置かれているくらいのものであったとしても、取り換えるとなると保管場所の問題もあります。2つを使いまわすくらいであればまだしも、時と場合によって10種類の看板を出し分けたいといったニーズには頭を抱えることになるのが普通でしょう。このような点について、デジタルサイネージであれば容易に対処可能です。物理的なディスプレイは全く交換など要さず、そこに映し出すべき内容さえ更新すれば十分だからで、少なくとも場所を取るとか、容易に手の届かない場所に掲示しているから対応困難といった理由は生じません。
この他にもデジタルサイネージであれば静止画だけでなく動画も利用可能です。